バックアップデータなんて、役に立たない方が幸せなんです。
Windows画面の右下、通知領域と呼ばれるところですけれども、「自動更新」の表示が出てきて、実行していいものやら…、というお問い合わせ。
表示されたアイコンの形などを確認した結果、どうやらWindows Updateだと思われたので、パソコンメーカーとしても実行を推奨している旨をお伝えします。
ただし、最近どうもWindows Update実行後に諸々のトラブルが発生するというお問い合わせが多くなっている感じですし、元々インストール作業自体が100%安全ということはありませんから、データバックアップの必要性についても簡単に説明します。
インストールしたらトラブルが起こるのではないかという懸念をお持ちのお客様だったためか、バックアップの必要性についてお話ししたら、
「そんなにトラブルが起こる可能性があるんですか?」
いやいや、そうじゃなくてですね…。
トラブルの発生可能性とデータバックアップの必要性に、相関関係なんてあるわけありあせん。
万にひとつの可能性であっても、失われたら困るデータがあればバックアップは必要でしょうし、2回に1回トラブルが発生するようなパソコンであったとしても、失って困るデータが存在しないのであればバックアップは不要です。
そこのところをさらに丁寧に説明します。
すると…。
「そうですか、万が一の備えですね。
と言うことは、トラブルが起こる可能性は10%くらいですか?」
それまで数分間の説明が何の役にも立たなかったのかと思うと目眩がしました。
大体、「万が一」がどうして10%なんですか?
10回に1回の確率を「万が一」だなんて、危機感なさ過ぎですよ…。
改めて考えてみると、データバックアップの必要性をトラブルの発生可能性と結び付けて考えたがる人って、意外に多いような気がします。
こういう人たちも恐らく自動車の任意保険は掛けているだろうと思うんですが、まさか自分が事故を起こす可能性が高いと思っているから掛けているってわけじゃないと思うんですが。
こういう人にリスクを低く見積もってあげても多分ろくなことになりませんから、もう可能性とか確率なんて理屈は無視します。
「トラブルが起こるか起こらないかは、起こるか起こらないかのどちらか、2つに1つです。」
確率が低かろうが高かろうが、事象は起こる時には起こるんです。
でなきゃ、誰が「宝くじ」なんか買いますか?
(私は奥さんに頼まれる以外に買うことはないですけど。)

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│2006/11/30(木)02:43






